施工マニュアル

RGジョイント

1.適用銅管:1/2H材、O材

 (国土交通省「機械設備工事監理指針」に対応)

適用銅管
サイズ
9.52 12.7 15.88 19.05 22.22 25.4 28.58 31.75 34.92 38.1
適用銅管
肉厚
0.80 1.00 1.00~1.20 1.00~1.20 1.00~1.35 1.00~1.55 1.10~1.70 1.10~1.85 1.15~2.00

2.

バリ取りした銅管外面の汚れをウエス等で拭き取り、注意 爪にかかるきず無きことを確認して下さい。きず(特に縦きず)が有った場合は、荒仕上げペーパーヤスリ#400・仕上げバフ等で円周方向目に修正して爪にかからなくなるまできずを除去し、汚れを拭き取って下さい。
除去できないきずの場合はその銅管のきず部分を切除して下さい。

注意 銅管の保温材を刃物で縦に切ると銅管に縦きずが付き、漏れの原因になります。
(保温材除去時のカッターナイフ刃には特に注意して下さい。)

爪にかかる縦きず

修正後(円周方向目)

3.

ナットとリングを正しい向きに、拡管の影響なき距離50㎜以上挿入して下さい。ナット及びリングが挿入できなければ管端の楕円修正をし、注意 リングの内面、銅管の外面にきずが付かないようにして下さい。
シール面ですので、きずがあると漏れの原因になります。
注意 リングを挿入しての加熱は厳禁です。リング(耐熱240℃)が溶けます。拡管のための加熱によるなましを行う場合には、銅管が常温に戻ってから必ずスケールを除去し、ナットとリングを挿入して下さい。

注意 リングのテーパー面を必ず管の端部に向けて挿入します。


リングの挿入方向が逆ですと、ナットが空回りして締め付けできないようになっています。

4.

拡管ツールで拡管外側寸法範囲を満足するように拡管して下さい。
注意 偏芯及び割れ無きように、銅管接合できる内径までしっかり拡管して下さい。
拡管部を抱きかかえて銅管を固定する構造の継手ですので、拡管外側寸法範囲につきましては、必ず守って下さい。
エスコ社製は全サイズ、正常な拡管をするだけで、拡管外側寸法範囲内に入ります。
注意 必ずエスコ社製をご使用下さい。
銅管28.58以上はレバー式では固いため、エスコ社の油圧ツールをご使用下さい。

拡管悪例1 偏芯

拡管悪例2 割れ

エスコ社製拡管ツール適用表

適用銅管サイズ 9.52 12.7 15.88 19.05 22.22 25.4 28.58 31.75 34.92 38.1
拡管ツールサイズ 3/8 1/2 5/8 3/4 7/8 1 1・1/8 1・1/4 1・3/8 1・1/2
  手動式油圧ツール推奨

注意 サイズ31.75だけについての拡管時における銅管拡管端面のツールストッパー抜け

 


 

 

拡管外側寸法範囲(mm)

RGジョイントサイズ 9.52 12.7 15.88 19.05 22.22 25.4 28.58 31.75 34.92 38.1
寸法 上限値 10.5 14.5 16.5 18.5 18.0 18.0 19.5 19.5 23.0 22.0
寸法 下限値 8.5 12.3 14.3 16.8 15.8 15.8 17.8 17.8 20.3 20.3
注意 1/2H材は1度に拡管せず少しずつ数度に分けてツールを回して拡管して下さい。

 

5.

【重要】 リング全周およびねじ部に冷媒に適応した冷凍機組み付けオイルを必ず塗布します。

 

注意 規定の締込み量・シール性能の確保のために必ず塗布して下さい。
推奨冷凍機組み付けオイル:エアコン パル® (日本興産)

6.

継手中央部の止めに拡管部を突き当てて、継手本体とナットにスパナを掛け、注意 継手本体を固定してナットのみを締め込んでいきます。
ナット止めまで締付ければ施工完了となります。
目視にてナット止めとナット間に隙間がないことを確認します。
標準締込みトルク(目安)は右下表の通りです。
注意 冷凍機組み付けオイルは必ずリングとねじ部に塗布して下さい。

 

 

継手サイズ 標準締込トルク(最大締込トルク)
~22.22 ~100Nm (120Nm)
25.4~38.1 ~120Nm (150Nm)

警告 リングにきずがなく、ねじが固くならない限り、継手は使用できますが、銅管は締込みにより外径が絞られて小さくなり、一度ナットを緩めると、再締込みしてもシールされません。
つまり、 銅管シール部分の再使用はできません。
施工のやり直しをする時は、必ず銅管の拡管部を切断し、1項からの手順を再度実施して下さい。
但し、圧力をかけて銅管が膨張して銅管の外径が大きくなった場合につきましては、リングとナットの挿入ができませんのでその銅管での再使用はできません。
締込みに必要なスパナ寸法は下記の通りです。

 

片口スパナ(例:新日本ツール社製アサヒ片口スパナ)として市販されています。

継手サイズ 9.52 12.7 15.88 19.05 22.22 25.4 28.58 31.75 34.92 38.1
スパナ寸法(㎜) ナット 26 27 30 35 38 46 50 54 55 58
ニップル 21 23 26 29 32 38 46 46 50 50

7.

支持につきましては銅管が動かぬよう、しっかりする必要があります。
注意 縦引配管の場合は上下に架台を通し、継手の両側600㎜ピッチ以内の2箇所及び銅管中央付近の支持をし、架台にしっかり支持金具を固定し、銅管が動かぬよう固定する必要があります。

注意 継手本体に引張力・横負荷過重がかからぬよう配慮して下さい。

 

銅管は鋼管に比べて約1.6倍の線膨張係数を持ちますので、配管長に応じてループやオフセットを設ける必要があります。
横引配管の場合は、継手の両側600㎜ピッチ以内の2箇所及び銅管中央付近の支持をし、銅管が動かぬよう固定して下さい。

 

8.

注意 リングはフラックスに侵されます。
フラックスが付着している場合、濡れ布等で完全に拭き取ってから 施工してください。

 

9.

保温材につきましては、RGジョイントの外径に合う大径管用の保温材をご使用ください。

施工講習を随時させていただいていますので、当社まで申しつけ下さい。

 

以上

 

推奨拡管ツール(エスコ社製)

EA208 エキスパンダーセット
EA208BS エキスパンダーボディー
EA208HA 油圧式エキスパンダー
EA208H 油圧式エキスパンダー
EA208E 充電式油圧式エキスパンダー
EA208-3H エキスパンダーヘッド(適合銅管外径:9.52)
EA208-4H エキスパンダーヘッド(適合銅管外径:12.7)
EA208-5H エキスパンダーヘッド(適合銅管外径:15.88)
EA208-6H エキスパンダーヘッド(適合銅管外径:19.05)
EA208-7H エキスパンダーヘッド(適合銅管外径:22.23)
EA208-8H エキスパンダーヘッド(適合銅管外径:25.4)
EA208-11H エキスパンダーヘッド(適合銅管外径:28.58)
EA208-12H エキスパンダーヘッド(適合銅管外径:31.75)
EA208-13H エキスパンダーヘッド(適合銅管外径:34.93)
EA208-14H エキスパンダーヘッド(適合銅管外径:38.1)